【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)

こちらは、アメリカ航空宇宙局(NASA)が2008年9月30日に公開した「火星の日の出」です。火星探査機「フェニックス(Phoenix)」によって撮影されました。

Source
  • Image Credit: NASA/JPL-Caltech/University of Arizona/Texas A&M University
  • NASA - Martian Sunrise at Phoenix Landing Site, Sol 101

 

この連続画像は、火星の日の出の様子を撮影した9枚の画像をGIF動画にしたものです。撮影が実施されたのは2008年9月5日で、フェニックスに搭載された「地表ステレオ撮像装置(SSI: Surface Stereo Imager)」が用いられました。SSIは、火星の地形や地質を高精度で観測するために設計された装置で、可視光や近赤外線などの多波長フィルターを備えています。

なお、フェニックスは2008年5月25日に火星のボレアリス荒野に着陸し、地表すぐ下に埋もれた氷(水の氷)を発見するなど、数々の科学的成果を収めました。その後、予定通り同年11月にミッション終了が宣言されました。

【▲ NASAの火星探査機「フェニックス」がロボットアームで地表を掘ったところ、深さ7~8cmのところに水の氷とみられる物質が見つかった。2008年6月撮影(Credit: NASA/JPL-Caltech/University of Arizona/Texas A&M University)】
【▲ NASAの火星探査機「Phoenix」発見した、深さ7~8cmのところに水の氷とみられる物質。2008年6月撮影(Credit: NASA/JPL-Caltech/University of Arizona/Texas A&M University)】

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編集/sorae編集部

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