【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

(引用元:国立天文台)


「渦巻銀河」や「天の川銀河(銀河系)」といったキーワードは、天文学において重要な用語であるとともに、多くの人々の興味を引くテーマでもあります。

「くじら座」の方向、約1億9000万光年先にある「NGC 748」は、斜めの角度から見ることで美しい渦巻構造が際立つ銀河です。

中心部の赤みから外縁部の青みへと続く色の移ろいは、年老いた星から若い星へと星の世代が若くなっている様子を物語っています。

薄く広がる円盤状の姿も印象的で、星々が円盤状に分布している渦巻銀河の形態がよくわかります。

Source

 

この画像は、国立天文台がハワイの「すばる望遠鏡」に設置した超広視野主焦点カメラ「ハイパー・シュプリーム・カム(HSC)」で撮影されました。

NGC 748のような渦巻銀河の観測は、天の川銀河の成り立ちや環境を考える上でも重要な取り組みです。

 

文/ソラノサキ 編集/sorae編集部

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