
【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)
(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)
恒星のカタチ、意識したことある??
こちらは、りゅう座の方向約5000光年先に位置する「ケプラー 11145123(Kepler 11145123)」と太陽を比較したイメージ図です。
※この記事の情報は2016年の研究結果に基づくものです。2025年現在、「ケプラー 11145123」についての追加・更新情報は確認されていません。
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宇宙には無数の恒星や惑星が存在し、多くはほぼ丸い形をしています。地球も丸いと思われがちですが、正確には真球ではなく、赤道付近がふくらんだ回転楕円体(扁球)です。
通常、天体は自転による遠心力で赤道方向が膨らむ傾向があります。例えば地球では、赤道直径が極直径より約42.77km長くなっています。一方で太陽の場合、その差はわずか10kmほどで、かなり球形に近いといえます。
ところがケプラー 11145123は、太陽よりも大きな恒星でありながら、赤道直径と極直径の差がわずか3kmしかありません。これは、これまで観測された自然天体の中でも最も球形に近い例とされています。
編集/sorae編集部