【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)
(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)
こちらの画像の右側に写っているのは、ヘルクレス座の方向約5億7000万光年先に位置している相互作用銀河「Arp 122」です。ハッブル宇宙望遠鏡とダークエネルギーカメラによって取得されたデータを基に作成されました。この画像はESAより2024年1月8日に公開され、soraeでは2024年1月12日の記事で紹介しています。
Source
- Image Credit: ESA/Hubble & NASA, J. Dalcanton, Dark Energy Survey/DOE/FNAL/DECam/CTIO/NOIRLab/NSF/AURA; Acknowledgement: L. Shatz
- sorae - ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した“ヘルクレス座”の相互作用銀河「Arp 122」
- ESA/Hubble - When one plus one (eventually) equals one
Arp 122は2つの銀河で構成されています。地球に対して正面を向いている銀河は「LEDA 56942」、その隣に横向きで見える銀河は「NGC 6040」と呼ばれています。LEDA 56942は比較的形が整っていますが、NGC 6040は渦巻腕がめくれ上がるように歪んでいます。Arp 122として相互作用が観測されているLEDA 56942とNGC 6040も、最終的には合体して1つの銀河になると考えられていますが、その姿が現れるのは遥か未来のことです。
相互作用銀河について
相互作用銀河とは、すれ違ったり衝突したりすることで重力の影響を及ぼし合っている複数の銀河のことを指します。相互作用銀河の中には、潮汐力によって形が大きく歪んだり、渦巻腕(渦状腕)が長い尾のように伸びていたりするものもあります。
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編集/sorae編集部