出典:JAXA ウェブリリース(2024年11月27日)『磁気圏観測衛星「あけぼの」の大気圏再突入について』

(引用元:JAXA)

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2024年11月27日、2015年4月に運用を終了していた磁気圏観測衛星「あけぼの」が、日本時間2024年11月26日13時48分ごろ、南米上空で大気圏に再突入したと発表しました。

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「あけぼの」は1989年2月に打ち上げられ、オーロラ電子の生成メカニズムや関連する物理現象の解明を目的に、9つの観測器で観測を行ってきました。26年間にわたる貴重な観測データは、太陽-地球系科学分野の研究に大きく貢献し、放射線帯観測を通じて宇宙天気予報にも役立てられ、私たちの生活を豊かにする上で重要な役割を果たしてきました。また、取得された科学データは、科学衛星データベース(DARTS)などで世界中の研究者に公開され、さまざまな研究に活用されています。

なお「あけぼの」で培われた科学的な知見や技術は、その後の小型高機能科学衛星「れいめい」やジオスペース探査衛星「あらせ」(ERG)に引き継がれ、研究はさらに発展を続けています。

 

編集/sorae編集部

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