【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)

こちらは、アメリカ航空宇宙局(NASA)の火星探査機「マーズ・リコネッサンス・オービター(MRO)」が撮影した火星の表面です。NASAが2018年2月5日に公開した画像をsoraeが同年3月1日の記事内で取り上げたものです。

Source
  • Image Credit: NASA/JPL-Caltech/Univ. of Arizona
  • sorae - 火星にできた、ほうきのような縞模様

 

MROが捉えたのは、塵が斜面を流れ落ちた際に形成された模様です。ほうきのような形の暗い筋は、周囲と比較して塵が少ない領域を示しています。この模様を形成した塵の流れの原因はよく分かっていませんが、表面の急激な温暖化が関係しているのではないか、と考えられています。

また、この模様は火星の空から降り積もる塵によって、数十年かけて消えていくようです。

 

火星探査機マーズ・リコネッサンス・オービター(MRO)とは

マーズ・リコネッサンス・オービター(Mars Reconnaissance Orbiter, MRO)は、NASAが運用する火星周回探査機で、火星の地表や大気の詳細な観測を行い、水の痕跡や着陸候補地の調査、他の火星ミッションの通信中継などに貢献しています。 >> NASAのミッションページ

 

編集/sorae編集部

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