【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)
(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)
こちらは、soraeが2024年6月1日の記事内で紹介した『オリオン座の反射星雲「M78」とその周辺』です。欧州宇宙機関(ESA)の「ユークリッド宇宙望遠鏡」の撮影データをもとに作成された疑似カラー画像です。
Source
- Image Credit: ESA/Euclid/Euclid Consortium/NASA, image processing by J.-C. Cuillandre (CEA Paris-Saclay), G. Anselmi
- sorae - ESAユークリッド宇宙望遠鏡が撮影した“オリオン座”の反射星雲「M78」
反射星雲とは、ガスや塵(ダスト)の集まりである分子雲が恒星の光を反射することで輝いて見える星雲です。
ユークリッドは可視光や赤外線で観測を行い、M78の詳細なフィラメント構造や多くの亜恒星天体(※)を発見しました。特に、ユークリッドは木星数個分の質量を持つ天体まで検出可能とし、画像の視野内だけでも30万個以上の天体が新たに見つかっています。研修者は、恒星の集団がどのように形成・変化するのかを理解する鍵となる恒星や亜恒星天体の量と比率を調査するために、ユークリッドの観測データを使用しているということです。
※…褐色矮星や惑星質量天体といった、水素の核融合反応が持続する恒星の下限質量を下回る天体。
soraeが紹介した「ユークリッド宇宙望遠鏡が観測した天体」の一覧は、こちらをご覧ください。
編集/sorae編集部