【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)

こちらは、アメリカ航空宇宙局(NASA)が2024年9月13日に公開した『火星探査車「キュリオシティ」が撮影した沈む地球と昇るフォボス』です。キュリオシティに搭載されているカメラ「Mastcam」を使って2024年9月5日(キュリオシティのミッション4295ソル目 ※)に撮影されました。

※…1ソル(Sol)=火星での1太陽日、約24時間40分。

Source
  • Image Credit: NASA/JPL-Caltech/MSSS
  • NASA - Curiosity Views Earth Setting, Phobos Rising

 

この画像は、シャープ山のふもとにあるテクソリ(Texoli)という丘の上空を撮影したもので、画像上側の少し左をよく見てみると、2つの何かが薄っすら写っているのが分かります。

これは、右側が地球で、左側が火星の衛星フォボスです。NASAによると、沈む地球と昇るフォボスの様子を同時に撮影したものといい、火星の地表からこれら2つの天体が一緒に撮影されたのは初めての事例とのことです。

【▲ 左側が火星の衛星フォボスで、右側が地球(Credit: NASA/JPL-Caltech/MSSS)】

 

文/sorae編集部

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