【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)
(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)
こちらは、soraeが2020年5月16日の記事内で紹介した『火星のパヴォニス山の山腹に空いた穴』の画像で、NASAの火星探査機「マーズ・リコネッサンス・オービター」が、軌道上から撮影しました。
この穴の幅は約35m、深さは約28m。真上から撮影されたこの画像では実感するのが難しいかもしれませんが、周囲の地表から穴に向かって、アリジゴクが掘った穴のようにすり鉢状の急傾斜になっています。
この深い穴の正体は、溶岩流の表面が固まりつつ、その中身が流れ出ることで形成された溶岩洞(溶岩チューブ)とみられています。
文/sorae編集部