【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)
(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)
こちらは、soraeが2022年6月8日の記事内で紹介した『火星探査車「Perseverance」がジェゼロ・クレーターで撮影した塵旋風(ダストデビル)』です。
Source
- Image Credit: NASA/JPL-Caltech/SSI
- sorae - 火星で吹き荒れる塵旋風。NASA火星探査車「Perseverance」が撮影
このアニメーション画像は、アメリカ航空宇宙局(NASA)の火星探査車「Perseverance(パーセベランス、パーシビアランス)」に搭載されているナビゲーションカメラが撮影したデータをつなぎ合わせたものです。忙しなく動き回る白い煙の柱のようなものは、クレーターの底から立ち上った塵旋風(dust devil、ダストデビル)です。
日本時間2021年2月19日朝にジェゼロ・クレーターへ着陸してから1年以上が経ったPerseveranceは、冒頭の画像のような塵旋風や、塵の雲を発生させる突風を何度か撮影してきました。NASAのジェット推進研究所(JPL)によると、Perseveranceのカメラが捉えた塵の雲は最大で4平方kmを覆うほどの巨大なものだったといいます。
惑星科学者のClaire Newmanさんを筆頭とするグループが発表した研究成果によれば、Perseveranceは典型的な火星の1日に少なくとも4つの旋風と遭遇しているといいます。ピークは正午直後で、1時間に1つ以上の旋風が通過しているようです。
編集/sorae編集部