【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)

こちらは、soraeが2022年11月17日の記事内で紹介した『ブラックホール「Gaia BH1」と 恒星「Gaia DR3 4373465352415301632」』の想像図です。

Source
  • Image Credit: International Gemini Observatory/NOIRLab/NSF/AURA/J. da Silva/Spaceengine/M. Zamani
  • sorae - 観測史上地球に最も近いブラックホール「Gaia BH1」を発見

 

Gaia DR3 4373465352415301632」は、位置天文学衛星「ガイア」によって観測された天体カタログの恒星です。地球から1560光年しか離れておらず、ガイアの観測によってその位置にわずかなズレが起きることが判明しており、以前から “見えない伴星” との連星系の候補として名前があがっていました。研究者は当時(2022年)、ジェミニ北望遠鏡による「Gaia DR3 4373465352415301632」の精密な観測を通して、この伴星がブラックホール以外では説明できないことを報告しています。

元記事では「Gaia BH1」と名付けられた伴星が、なぜブラックホール以外では説明できないのか、その性質を解説しています。

※「Gaia BH1」は、これまでの最短距離記録だった「A0620-00(いっかくじゅう座X-1)」の約3000光年を更新し、地球に最も近いブラックホールの可能性があります。

参考:ブラックホール連星

文/sorae編集部

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