【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)
(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)
こちらは、soraeが2021年7月24日の記事内で紹介した『太陽系12天体の重力を比較した動画』です。動画を作成したのはJAXA(宇宙航空研究開発機構)に所属する惑星科学者のJames O'Donoghue(ジェームズ・オドノヒュー)さんです。
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この動画では、太陽、太陽系の8惑星、準惑星の冥王星、小惑星のケレス(現在は準惑星に分類)、月の12天体での重力加速度の違いを表現しています。
※物体を高さ1kmから同時に自由落下させる。空気抵抗は除外。
天体と落下の様子を比較しながら見ていると、いろいろおもしろいことに気が付くかもしれません。
例えば、天王星は地球よりもずっと大きな惑星なのに、地球より少しゆっくりとボールが引き下げられます。それは天王星の平均密度が小さいためで、表面は大部分の質量(核になっている部分)から遠く離れているからです。
同様に、火星は水星のほぼ2倍の質量ですが、表面の重力は実際には同じであることがわかります。これは、水星が火星よりもはるかに密度が大きいことを示しています。
密度が大きい(半径が小さくて質量が大きい)天体ほど重力加速度が大きくなるのです。
文/sorae編集部 元記事/吉田哲郎