【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)
(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)
こちらは、soraeが2024年4月14日の記事内で紹介した『輝線星雲「Gum 41(ガム 41)」』です。輝線星雲は若い大質量星から放射された紫外線によって電離した水素ガスが光を放っている星雲で、HII(エイチツー)領域とも呼ばれています。
Source
- Image Credit: ESO/VPHAS+ team. Acknowlegement: CASU
- sorae - “走るニワトリ”の頭か足か ケンタウルス座の輝線星雲「Gum 41」
Gum 41は「ストレムグレン球(Strömgren sphere)」とも呼ばれる球対称の形状をしたHII領域の良い例とされています。Gum 41で水素ガスを電離させているのは2つの若い大質量星からなる連星「HD 100099」で、画像では星雲の中央に写っています。
Gum 41は周辺の輝線星雲とあわせて「走るニワトリ星雲」の愛称で呼ばれていますが、ESOによると、Gum 41がニワトリの「足」なのか、それとも「頭」なのかを巡って議論が引き起こされているそうです。
文/sorae編集部