【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)
(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)
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- Image Credit: NASA/JPL-Caltech/SSI
- sorae - 土星探査機カッシーニが捉えた「重なった衛星」や14億km先の「地球と月」
こちらは、soraeが2020年2月23日の記事内で紹介した『カッシーニが陰のなかから撮影した土星と環』です。2013年7月19日に土星探査機「カッシーニ」が土星の陰に入ったときに広角カメラを使って撮影した141枚の画像を合成したものです。
太陽光が土星に遮られているため、昼の側からは観測しづらいものも含めて、幾重もの環が捉えられています。土星のシルエットに近いところで目立っているのは、環のなかでもおなじみの「メインリング」と呼ばれる部分。一番外側に見える淡くて幅が広いものは「E環」と呼ばれる環で、生命の存在が期待される衛星エンケラドゥスから噴出した水の氷でできていると考えられています。
実はこの画像にはいくつかの衛星をはじめ、金星、地球、火星も写り込んでいます。3つの惑星はどれもノイズのような点として写っていますが、狭角カメラを使って同時に撮影された画像では、およそ14億km離れた地球と月が小さいながらもしっかりと捉えられています。
(元記事より引用、一部改変)
文/sorae編集部