【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)
(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)
Source
- Image Credit: NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS; Image Processing: Kevin M. Gill CC BY
- sorae - 木星の北半球で渦巻く嵐と高高度の雲、NASA探査機「ジュノー」が撮影
こちらは、soraeが2022年6月11日の記事内で紹介した『木星の北半球の嵐』です。NASAの木星探査機「Juno(ジュノー)」が2021年11月29日の近接通過時に撮影しました。
こちらは木星の北半球(北緯50度付近)で渦巻く嵐。アメリカ航空宇宙局(NASA)の木星探査機「Juno(ジュノー)」が高度6140kmから取得した画像を使って作成されました。2つの大きな嵐の周囲では雲が複雑に流れていて、混沌とした様相を呈しています。NASAのジェット推進研究所(JPL)によると、直径が地球の約11倍という巨大な木星の雲の細部を、この画像では最小4kmまで識別できるといいます。
ジュノーは2つの嵐などの上に浮かぶ高高度の雲も数多く捉えています。これらの雲はすぐ下で渦巻く嵐に比べればとても小さく見えるものの、その一般的な幅は50kmに達するようです。嵐の渦に影を落とす高高度の雲はアンモニア水を含む水の雲で、木星大気の浅いところで雷を発生させたり、アンモニア水の雹(ひょう)を降らせることでアンモニアの循環に関わっていたりするのではないかと考えられています。
(元記事より引用)
文・編集/sorae編集部