【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)
(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)
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- Image Credit: Caltech/IPAC/R. Hurt
- sorae - 公転周期は7分。明滅する連星系を“5億画素”の観測装置が発見
こちらは、soraeが2019年7月30日の記事内で紹介した『白色矮星どうしの連星系「ZTF J1539 + 5027」を描いた想像図』です。ZTF J1539 + 5027は、うしかい座の方向およそ8000光年先にある連星系です。
白色矮星どうしの間隔は、地球から月までの距離の5分の1程度で、連星系そのものが土星の中にすっぽりおさまります。しかも、その公転周期はわずか7分と考えられています。
連星を成しているのは、どちらも地球と同じくらいの大きさをした白色矮星。比較すると片方は小さくて明るく、もう片方は大きくて暗いことがわかっています。サイズは小さいものの、2つの白色矮星を足し合わせた重さは太陽と同じくらいあります。
白色矮星とは、もともと太陽のように自ら輝く恒星だったものが年令を重ねて赤色巨星となり、やがてガスを放出しきって核融合を止めてしまった天体のこと。恒星としては死を迎えた姿と言え、プレスリリースでも「Dead Stars(死んだ星々)」と表現されています。
(元記事より引用)