【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)
(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)
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こちらは、soraeが2021年11月8日の記事内で紹介した『輝線星雲「LHA 120-N 44」(N44)』です。輝線星雲とは、恒星が放射する紫外線が電離させたガスによって輝いている星雲のことをいいます。N44は約17万光年先の大マゼラン雲に位置しており、およそ1000光年に渡って広がっています。
特に目を引くのは、画像の中央上寄りにあるぽっかりと開いた穴のような構造ではないでしょうか。これは「スーパーバブル(Superbubble)」と呼ばれる泡状の構造で、約250光年の幅があるといいます。NASAによればスーパーバブルの成因には謎が残されており、その内部にある大質量星の強力な恒星風によってガスが吹き払われたか、かつて存在していた星が起こした超新星爆発によって形成されたことが考えられるといいます。
(元記事より引用)