【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)
(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)
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こちらは、soraeが2022年11月26日の記事内で紹介した『わし星雲の「創造の柱(Pillars of Creation)」』です。この画像は、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の赤外線観測データを用いて作成された疑似カラー画像となっています。
左下から右上へと枝分かれしながら伸びる鉛色をした柱は、ガスと塵が集まってできた冷たい分子雲です。分子雲では、物質が高密度に集まった部分が自身の重力で崩壊することで新しい星が形成されます。柱の先端にある赤い光点は、ここで形成された若い星がある場所を示しています。これらの若い星はまだガスや塵に包まれていますが、いずれ周囲の物質を吹き払い、その輝きを宇宙に放ち始めます。
いっぽう、柱の背後に広がる夕焼け雲のような赤い領域は、拡散した低温の塵があることを示しています。塵の雲は画像左下へ向かうほど晴れていくように思えますが、実際はその反対で、柱の根元へ向かうほど塵の密度は高くなっていきます。
(元記事より引用)