【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)
(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)
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こちらは、soraeが2023年10月13日の記事内で紹介した『渦巻銀河「NGC 4654」』です。
NGC 4654は渦巻腕に囲まれた中心部分に棒状構造がある「棒渦巻銀河」と、棒状構造がない「渦巻銀河」の中間的な性質を持つ銀河(中間渦巻銀河)に分類されています。
アメリカ航空宇宙局(NASA)によると、おとめ座銀河団を構成する銀河の一つであるNGC 4654は銀河団の中を移動することで、銀河団の内部を満たす銀河団ガスからラム圧(動圧)を受けている可能性があるといいます。また、現在観測されている状態から約5億年前に別の渦巻銀河「NGC 4639」(※画像には写っていません)と重力を介して相互作用したことでガスの一部が剥ぎ取られた結果、その後に形成された星の分布に偏りが生じたと考えられています。ラム圧や銀河どうしの相互作用の影響は、NGC 4654から伸びる細長い水素ガスの尾や非対称な星々の分布に現れているとみられています。
(元記事より引用)