
【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

【▲ 冒頭の画像に注釈を加えたもの(日本語表記は筆者が追加)(Credit: NASA/Johns Hopkins APL/Naval Research Laboratory/Guillermo Stenborg and Brendan Gallagher)】
(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)
Source
- Image Credit: NASA/Johns Hopkins APL/Naval Research Laboratory/Guillermo Stenborg and Brendan Gallagher
- sorae - かつてない視点、太陽の近くから撮影された6つの惑星の集合写真
こちらは、soraeが2021年1月30日の記事内で紹介した『太陽探査機「パーカー・ソーラー・プローブ」が2020年6月7日に撮影した画像』です。
大小2枚の画像が合成されていますが、これは撮影方向と範囲が異なる2つのカメラを備えたWISPR独特のもので、撮影されたタイミングは左右とも同じ日本時間2020年6月7日14時42分とされています。
この画像には、太陽系の8つの惑星のうち水星から土星までの6つの惑星が写っています。下の注釈付きのバージョンを見ていただけるとわかるように、写っているのは左から「火星」「土星」「木星」「金星」「地球」「水星」の順となります。パーカー・ソーラー・プローブはこのとき地球から約1億5800万km離れていましたが、太陽の表面からは約1860万kmしか離れていなかったといいます。

「太陽の上に立って星々を見つめる様子を想像してみて下さい」そう語るジョンズ・ホプキンス応用物理学研究所のNour Raouafi氏(パーカー・ソーラー・プローブのプロジェクトサイエンティスト)は「地球を含む数多くの惑星が一つにおさめられたポートレートは畏敬の念を起こさせます。パーカー・ソーラー・プローブは、私たちが宇宙のどこにいるかについて全く異なる視点を与えてくれました」とコメントしています。