【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)
(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)
Source
こちらは、soraeが2021年10月24日の記事内で紹介した『特異銀河「Arp 86」』です。
Arp 86とは1966年に天文学者のホルトン・アープがまとめた特異銀河(特異な形態を持つ銀河)のカタログ「アープ・アトラス」における呼び名で、2つの銀河はそれぞれ「NGC 7752」および「NGC 7753」とも呼ばれています。
大きいほうの渦巻銀河がNGC 7753で、その渦巻腕の1つに小さいほうのNGC 7752がぶら下がっているように見えます。両銀河の相互作用によって小さなNGC 7752はいずれ広大な銀河間空間に放り出されるか、大きなNGC 7753にまるごと取り込まれると予想されています。
大きな銀河が小さな銀河の手を取っているかのように見えるこの姿も、長い宇宙の歴史のなかではほんの一時のものなのです。