【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)

Source
  • Image Credit: NASA/LASP/CU Boulder
  • sorae - 紫外線で見た火星の姿 打ち上げ10周年のNASA火星探査機「MAVEN」が観測

 

こちらは、soraeが2023年6月25日の記事内で紹介した『紫外線で撮影した火星の「南半球(左側)」と「北半球(右側)」』の疑似カラー画像です。※別々に公開された画像をsorae編集部が並べたものです。

この画像は、NASAの火星探査機「MAVEN」(メイブン、Mars Atmosphere and Volatile EvolutioNの略)に搭載されている紫外線分光器「IUVS」で取得したデータをもとに作成されました。

左側の画像は、火星の南半球が夏だった2022年7月に取得されたもので、白く写っている南極の極冠は面積が縮小しています。左上の雲に満たされた長大なマリネリス峡谷は黄褐色に、左下のヘイズ(もや)に覆われたアルギレ盆地はピンク色に見えています。

右側の画像は、2023年1月の火星の北半球の様子が捉えられています。目を引く紫色はオゾンの分布を示しています。火星の北極域では寒い極夜の間にオゾンが蓄積されていき、春の訪れとともに水蒸気と化学反応することで破壊されていくのだといいます。左下にはマリネリス峡谷の一部が見えています。

 

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