【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)
(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)
この画像は、探査機カッシーニが2007年1月19日に撮影した土星です。環の反射光を受けて輝く南半球の夜側や、土星に落ちた環の影が印象的です。カッシーニが2時間半ほどの時間をかけて取得した36枚のデータがこの画像に使用されています。
また、冒頭の画像の撮影2日後には、まるでアルファベットの「C」のようにも見える土星を撮影しています。この画像は環の撮影を優先したもので、露出オーバーの土星本体が画像処理の過程で削除されています。
また、記事中の画像ではわかりにくいものの、画像には土星の衛星も3つ捉えられています。
中央から見て1時の方向にはエピメテウス(直径およそ116km)、5時の方向にはパンドラ(同84km)、10時の方向にはヤヌス(同181km)が、元の画像を拡大するといずれも白い点のように写り込んでいます。