【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

(引用元:sorae)

Source
  • Image Credit: NASA/JPL/University of Arizona ; ESA/Roscosmos/CaSSIS
  • sorae - 火星の北極最新画像、米欧の宇宙機関が相次いで公開

 

こちらは、soraeが2019年9月17日の記事内で紹介した『火星の北極域に広がる砂丘地帯』の画像で、火星の北緯75度付近を捉えたものになります。※一部切り取り編集しています。

冬の間、砂丘の表面は二酸化炭素の薄い氷に覆われており、火星の春の訪れとともに温められた氷が昇華します。ドライアイスが気体になって消えていく現象と同様です。

撮影された砂丘地帯では、低いほうから二酸化炭素の氷が昇華していくといいます。すると、まだ昇華していない氷と砂とのわずかな隙間に、気体になった二酸化炭素が貯まっていきます。

閉じ込められた二酸化炭素は、上にかぶさっている氷が昇華し始めて割れたとき、周囲の砂を巻き込みながら勢いよく噴き出します。画像で示されている黒い模様は、こうして二酸化炭素ガスと一緒に撒き散らされた砂の分布を示しています。

【▲ 画像の中央付近を拡大したもの(一辺がおよそ1km)。黒い模様は二酸化炭素とともに噴き出した砂を示している。また、砂丘の湾曲からは風向きがわかる(Credit: ESA/Roscosmos/CaSSIS)】

 

 

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