【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)
(引用元:sorae)
Source
- Image Credit: NASA, ESA
- sorae - 銀河衝突の淡い痕跡を残す相互作用銀河「NGC 7252」
こちらは、soraeが2021年3月5日の記事内で紹介した『相互作用銀河「NGC 7252」の中央付近』の画像です。明るい中心部分を取り巻く暗いダストレーンの外側に、幾重もの淡い貝殻のような構造(シェル構造)が写し出されています。
NGC 7252は、現在観測されている姿から約10億年前に2つの銀河が衝突して引き裂かれ、このとき飛び出した星々や塵によって外側のシェル構造が形成されたとみられています。
なお、銀河の衝突は宇宙規模では珍しいものではありません。我々の天の川銀河に関しても、30〜40億年後にはアンドロメダ銀河との衝突が始まると考えられています。
用語解説
【相互作用銀河(interacting galaxy)】
相互作用銀河とは、すれ違ったり衝突したりすることで互いに影響を及ぼし合っている複数の銀河のことです。