【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)
(引用元:sorae)
こちらは、soraeが2022年5月16日の記事内で紹介した『超大型望遠鏡(VLT)の「MUSE」が観測したイータカリーナ星雲の「破壊の柱」の数々』の画像です。※可視光線の3つの波長で取得されたデータを着色・合成したものです。
破壊の柱は、南天の「りゅうこつ座」の方向約7500光年先にある散光星雲「イータカリーナ星雲」の一部、「R44」と呼ばれる領域にあります。柱や山岳のような形をしているものの正体は、塵とガスでできた巨大な雲です。
同様の天体には「ハッブル」宇宙望遠鏡が撮影した「Pillars of Creation(創造の柱)」の名で知られる暗黒星雲があります。これになぞらえて、ヨーロッパ南天天文台(ESO)はイータカリーナ星雲の柱を「Pillars of Destruction(破壊の柱)」と表現しています。