【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)
(引用元:sorae)
Source
- Image Credit: ESA/Hubble & NASA, B. Nisini
- sorae - ハッブルが撮影、若い星のジェットが輝かせる「ハービッグ・ハロー天体」
こちらは、soraeが2022年3月7日の記事内で紹介した『ハービッグ・ハロー天体「HH 34」』の画像です。
この画像は「オリオン座」の方向約1250光年先にある「オリオン大星雲(M42)」の一部を捉えたもので、人の目には見えない赤外線の波長で撮影されたため疑似的に着色されています。(疑似カラー画像)
オリオン大星雲は太陽系に近い星形成領域の一つで、ガスや塵を材料に新たな星が誕生している場所です。
画像の右上には、双方向に噴出した一組のジェットが捉えられています。欧州宇宙機関(ESA)によると、誕生して間もない活発な若い星は、細く絞られたガスのジェットを両極方向に高速で噴出することがあるといいます。
用語解説
【ハービッグ・ハロー(HH:Herbig-Haro)】
ハービッグ・ハロー天体とは、若い星の周囲に見られる明るい星雲状の天体のこと。若い星から恒星風やジェットとして流れ出たガスが、周囲のガスや塵の雲と衝突して励起させることで、光が放たれていると考えられています。