【SAPOD】今日の「宇宙画像」紹介です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

(引用元:NASA ジェット推進研究所(JPL))

Source
  • Image Credit: NASA/JPL-Caltech/Space Science Institute
  • NASA JPL - A Ring of Color

 

こちらは土星最大の衛星「タイタン」(直径約5150km)です。表面を覆う厚い大気が太陽光を散乱させるため、夜側から見たタイタンは宇宙に幻想的なリングを描き出しています。

この画像は、アメリカ航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)の土星探査機「カッシーニ」に搭載されていた撮像システム「ISS(Imaging Science Subsystem)」の広角カメラを使って、2012年6月6日にタイタンから21万6000km離れたところで取得したデータをもとに作成されました。タイタンの北は画像の真上から右に9度傾いた方向で、撮影当時タイタンの夜側は土星に面していました。

1997年10月に打ち上げられたカッシーニは、7年後の2004年6月に土星へ到着。2017年9月に土星の大気圏へ突入してミッションを終えるまでの13年間、土星やその衛星を観測し続けました。打ち上げから数えれば、カッシーニのミッションは20年に渡ります。

ミッションは終わりましたが、土星の環が形成されてから長くても4億年程度しか経っていない可能性が示されるなど、カッシーニが残した観測データからは今も新たな発見が相次いでいます。

 

 

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