
【SAPOD】今日の「宇宙画像」紹介です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

【▲ 左から赤外線、可視光線、紫外線で撮影された木星(Credit: International Gemini Observatory/NOIRLab/NSF/AURA/NASA/ESA, M.H. Wong and I. de Pater (UC Berkeley) et al.)】
(引用元:sorae)
Source
- Image Credit: International Gemini Observatory/NOIRLab/NSF/AURA/NASA/ESA, M.H. Wong and I. de Pater (UC Berkeley) et al.
- sorae - ハワイと宇宙から赤外線・可視光線・紫外線で撮影された木星の姿
こちらは、soraeが2021年5月24日の記事内で紹介した『赤外線・可視光線・紫外線で撮影した木星』の画像です。

どれも同じ時刻に撮影された木星で、左から順に赤外線、可視光線、紫外線の波長で木星を捉えたものです。なお、人の目には見えない赤外線と紫外線で撮影された画像は擬似的に着色されています。
- 赤外線撮影:ジェミニ北望遠鏡『近赤外線撮像装置(NIRI)』
- 可視光線、紫外線撮影:ハッブル宇宙望遠鏡『広視野カメラ3(WFC3)』
天体をさまざまな波長の電磁波で観測(多波長観測)すると、特定の波長だけで観測した場合にはわからなかった性質や構造が見えてくるのです。
用語解説
【多波長観測】
多波長観測とは、複数の波長を用いて天体を観測することで、様々な角度から研究に役立てる観測手法です。可視光線、赤外線、紫外線、X線などが用いられます。人の目では見えない波長のものは主に疑似カラー画像として着色されています。