【SAPOD】今日の「宇宙画像」紹介です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)
(引用元:NASA ジェット推進研究所(JPL))
まるで天体が切り裂かれた瞬間を捉えたようなこちらの画像、奥に写っているのは土星最大の衛星タイタンです。
その手前に写っているのは、真横に近い角度から見た土星の環。視野の外にある土星本体の影が左から環に落ちているので、2本の明るい部分に暗い部分が挟まれたように見えています。
暗い部分にある環の隙間(カッシーニの間隙)からはタイタンの一部が細い線のように見えています。
この画像は2012年5月16日にアメリカ航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)の土星探査機「カッシーニ」によって撮影されました。
用語解説
【カッシーニ(Cassini)】
NASAとESAの土星探査機。2017年4月から9月にかけて探査終盤のミッション「グランド・フィナーレ」(土星のかなり近くまで接近する軌道を周回しながら行われた観測)が実施されました。