【SAPOD】今日の「宇宙画像」紹介です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像をピックアップしています。(文末に元記事へのリンクがあります)
(引用元:sorae)
Source
- Image Credit: NASA/Johns Hopkins University Applied Physics Laboratory/Southwest Research Institute
- sorae - 冥王星の「ハート模様」が風の流れに深く関わっているかもしれない
こちらは、soraeが2020年2月6日の記事内で紹介した「ニュー・ホライズンズが撮影した冥王星」の画像です。
NASAの探査機ニュー・ホライズンズが接近観測(2015年7月)を実施したことで、地表の詳しい様子が初めて明らかになった「冥王星」。その表面にあるハート型の領域が、冥王星全体の風向きや地表の特徴に影響を及ぼしているとする研究成果が発表されています。(2021年4月当時)
ニュー・ホライズンズの観測データをもとに、研究チームは地形や窒素の分布を考慮してシミュレートしました。その結果、冥王星では自転の方向とは逆となる西向きの風が継続的に吹いている可能性が示されました。その発生源となっているのは、ハート型の領域であると考えられています。
用語解説
【冥王星のハート模様について】
冥王星のハート型の領域は、冥王星発見者であるクライド・トンボーにちなみ「トンボ―領域」(トンボ―地域とも)と名付けられています。また、ハート型の領域のうち、比較的平坦で窒素の氷に覆われている西半分の低地は「スプートニク平原」と呼ばれています。