【SAPOD】今日の「宇宙画像」紹介です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像をピックアップしています。(文末に元記事へのリンクがあります)
(引用元:sorae)
Source
- Image Credit: NASA’s Goddard Space Flight Center
- sorae - 周期的に増光現象を起こす銀河、恒星がブラックホールに度々引き裂かれた結果?
こちらは、soraeが2021年1月23日の記事内で紹介した「超大質量ブラックホールに接近して一部が引き裂かれる恒星」を描いた想像図です。
この画像は、ハワイ大学マノア校の研究グループが発表した、およそ5億7000万光年先にある活動銀河「ESO 253-3」において発生している増光現象の説明に使用されました。
この増光現象は、ESO 253-3の中心に存在するとみられる超大質量ブラックホール(太陽質量の約7800万倍)を約114日周期で周回している恒星が「ブラックホールに接近するたび、一部を引き裂かれつつも生き延びている」ことで、繰り返し増光現象が起きているとみられています。
なお、恒星はブラックホールへ接近する度に木星の約3倍に相当する質量のガスを失っていると試算されています。
用語解説
【活動銀河(active galaxy)】
銀河の一部には、中心部の非常に狭い領域から強い電磁波を放射しているものがあります。このような銀河を「活動銀河」といいます。その中心領域は「活動銀河核」あるいは「活動銀河中心核」(AGN:Active Galactic Nucleus)と呼ばれています。