【SAPOD】今日の「宇宙画像」紹介です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像をピックアップしています。魅力的な宇宙の話題をぜひご覧ください。文末に元記事へのリンクがあります。

(引用元:sorae)

Source
  • Image Credit: NASA/JPL, ESA/DLR/FU Berlin (G. Neukum), MOC Malin Space Science Systems
  • sorae - 火星の「顔」は人面岩だけじゃない。にっこり笑顔のハッピー・フェイスクレーター

 

こちらは、soraeが2020年10月7日の記事内で紹介した、バイキング1号が撮影した火星の人面岩「Face on Mars(火星の顔)」の画像です。

火星の人面岩は、バイキング1号オービターが火星の北半球、アキダリア平原とアラビア大陸の境界に位置するシドニア地域の一部を撮影した際に写っていました。※画像の中央上部分。丸印は編集部が加工したもの。

この地形当初、地球外知的生命体や過去に火星へ渡った人類によって作られたとする説まで登場するなど、世間を騒がせました。その後、この地形は人工物ではなく自然物であり、人面岩は光と影による偶然の産物だったことが、後に送り込まれた火星探査機の観測によって判明しています。

【▲ マーズ・エクスプレスの観測データをもとに再現された、火星の人面岩と呼ばれた山塊(Credit: ESA/DLR/FU Berlin (G. Neukum), MOC Malin Space Science Systems)】
【▲ マーズ・エクスプレスの観測データをもとに再現された「火星の人面岩」と呼ばれた山塊(Credit: ESA/DLR/FU Berlin (G. Neukum), MOC Malin Space Science Systems)】

元記事では、1999年にNASAの火星探査機「マーズ・グローバル・サーベイヤー」が撮影したクレーター「Happy Face(ハッピー・フェイス)」も紹介しています。

 

用語解説

【バイキング1号(Viking 1)】
1976年7月20日に火星北半球のクリュセ平原に着陸したNASAの火星探査機。地表から採取したサンプルの分析や、二酸化炭素が主成分の薄く乾燥した大気の観測などが行われ、着陸機は1982年11月まで運用されました。

 

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