【SAPOD】今日の「宇宙画像」紹介です。soraeで過去に紹介した特徴的な画像の記事を再度ピックアップしました。魅力的な宇宙の話題をぜひご覧ください。文末に元記事へのリンクがあります。
(引用元:sorae)
Source
- Image Credit: ESO/IDA/Danish 1.5 m/R. Gendler and J.-E. Ovaldsen, NASA/JPL-Caltech
- sorae - 楕円と渦巻のハイブリッド、ソンブレロ銀河に秘められた歴史
こちらの画像は、soraeが2020年3月4日の記事内で紹介した、ソンブレロ銀河(M104)です。
ソンブレロ銀河は、おとめ座の方向およそ3000万光年先に位置しており、メシエカタログでは「M104」として収録されています。メキシコの帽子ソンブレロに似ていることから「ソンブレロ銀河」名付けられました。
銀河の直径は約5万光年ほどあり、中心には太陽質量の10億倍の超巨大(超大質量)ブラックホールが存在すると考えられています。
ソンブレロ銀河は、その外見から渦巻銀河の一種と考えられてきましたが、NASAのスピッツァー宇宙望遠鏡の赤外線観測により「楕円銀河のなかに渦巻銀河が収まっているような、ハイブリッドな構造をしている」ことが明らかになっています。
用語解説
【メシエカタログ(Messier catalog)】
フランスの天文学者「シャルル・メシエ」がまとめた天体カタログ。メシエカタログの天体(メシエ天体)にはメシエの頭文字の"M"が付けられています。
【スピッツァー宇宙望遠鏡(Spitzer Space Telescope)】
NASAが2003年に打ち上げた赤外線宇宙望遠鏡。2020年1月に運用終了しています。