1977年、SETI(地球外知的生命体探査)プロジェクトの下で知的生命体からの信号を求め観測を続けていたビッグイヤー電波望遠鏡は「いて座」からの強力な信号を受信しました。そのデータを解析した天文学者のJerry Ehman氏は「Wow!」という注釈を残しています。

(引用元:sorae(過去記事))

「いて座」の方向から断続的に受信した強力な信号は、Ehman氏の注釈から「Wow! シグナル」と呼ばれるようになりました。当時の調査では発信源らしき天体(知的生命体が住む惑星が存在しそうな恒星など)は見つからず、ビッグイヤー電波望遠鏡も同様の信号を二度と捉えることはありませんでした。

天文学者のJerry Ehman氏が「Wow!」と記したデータのプリントアウト。赤で囲まれた強力な信号は「Wow! シグナル」と呼ばれている
天文学者のJerry Ehman氏が「Wow!」と記したデータのプリントアウト。赤で囲まれた強力な信号は「Wow! シグナル」と呼ばれている(Credit: Big Ear Radio Observatory and North American AstroPhysical Observatory)

受信から40年以上が経った現在、アマチュア天文学者は1970年代には見つからなかったWow! シグナルの発信源候補を検出できるかもしれないと考えました。

Wow! シグナルの発信源である「いて座」の方向の狭い領域の中から66個の恒星をピックアップ。中でも「2MASS 19281982-2640123」は、この領域で唯一太陽にそっくりな恒星だといいます。

この「2MASS 19281982-2640123」がWow! シグナルの発信源であると断定はできませんが…(続きは文末のリンクから)

元記事を読む