ハッブル宇宙望遠鏡の公式Twitterは、過去に公開した天体画像を「#HubbleClassic」のタグを付けて改めて紹介しています。今回の天体は大マゼラン雲の近くに位置している超新星残骸「N103B」です。

(引用元:Hubble)

Source

  • Image Credit: NASA, ESA, and Y.-H. Chu (Academia Sinica, Taipei)
  • NASA - WISPY REMAINS OF SUPERNOVA EXPLOSION HIDE POSSIBLE SURVIVOR

N103Bは別名「SNR 0509-68.7」とも呼ばれる超新星残骸で、地球から大マゼラン雲の方向約16万光年先に位置しています。(画像上部分のWの様な箇所)

N103Bは連星で生じるIa型超新星の超新星残骸で、ペアを組んでいた恒星からガスを奪って超新星爆発を引き起こした白色矮星は、この爆発で吹き飛んでしまったと考えられています。

上の画像では分かりづらいN103Bですが、チャンドラX線天文衛星のデータを加えると、以下の様にハッキリとその姿が浮かび上がります。

この画像は、上の画像のN103Bを拡大し、反時計回りに90度回転させたもの。左上にある青、緑、ピンクの色が集まったいびつな塊は、爆発によって数百万度にまで加熱されたガスが発するX線を示しています。

 

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