欧州宇宙機関(ESA)は2023年3月28日、Twitterの公式アカウントで過去に撮影された火星に大洪水の痕跡の画像を改めて紹介しています。
(引用元:ESA)
この画像は、火星のクリュセ平原近くの「カセイ峡谷(Kasei Valles)」の河口付近です。
この付近は数十億年過去に火星で大洪水があった痕跡を残しています。画像を撮影したのは火星探査機「マーズ・エクスプレス」です。搭載されている高解像度カメラによって2016年5月25日に撮影、2017年2月に欧州宇宙機関(ESA)が公開しています。
https://twitter.com/esa/status/1640713445514559498
火星は過去に大洪水があったのか?
カセイ峡谷の他にも、有名な「ゲール・クレーター」で約40億年ほど前に大洪水があったという研究結果が発表されています。
※ゲール・クレーター(Gale crater):火星探査機キュリオシティが着陸したエリシウム平原にあるクレーター。中央には高さ5.5kmの「アイオリス山」がある。
マーズ・エクスプレスに関する記事
ESAのマーズ・エクスプレスは、これまでにも様々な火星の調査を実施し、火星の謎を一つ一つ解き明かしています。