アンブロ、JAXAの断熱技術を利用した国内初のサッカースパイクを発売

デサントジャパン株式会社は、『アンブロ』ブランドにて、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の断熱効果技術を応用した塗料「GAINA(ガイナ)」を採用したサッカースパイクを発売しました。

一般的な夏場の人工芝のグラウンドは表面温度が70℃近くまで上昇すると言われており、プレイヤーの足裏にダメージを負うことがあります。そこで、デサントジャパンは高い断熱効果を発揮する「GAINA」に着目し、国内初のサッカースパイクを開発。従来のスパイクと比較すると、シューズ内への熱侵入量を約64%減少させ、足裏への熱伝導を大幅に遮断することが可能に。それだけでなく、従来品とほぼ同じ重量で高い断熱性を実現しています。

 

「GINA」はロケット打ち上げの際に、大気との摩擦から生まれる熱から機体や機器を保護するために使用される断熱塗料技術を応用し、株式会社日進産業が開発した塗料。そして「GAINA」搭載のサッカースパイクは、JAXAの技術・成果を活用して生まれた「JAXA COSMODE」ブランド商品となります。

なお、「GAINA」搭載のサッカースパイクは、学生プレイヤーがメインターゲットである「ARC」「アクセレイター」の両シリーズの内、計5型12色で展開。2019年夏モデルはデサントジャパンの通販サイト「デサントストア」および全国のサッカー専門店・スポーツチェーン店などで販売されており、7月には新しいカラーバリエーションも追加されるとのことです。

Image Credit:デサントジャパン株式会社