2019から​2020年の日本国内クラウドファンディングで合計6900万円以上の支援額を集めた天体望遠鏡「eVscope」の新モデル「eVscope eQuinox」が登場しました。2021年6月5日に発売予定で、現在は限定100台の予約販売を開始しています。

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「eVscope」は​Unistellar社が開発した自動処理・自動天体認識機能を搭載した天体望遠鏡です。以前実施されたクラウドファンディングでは従来の望遠鏡より100倍パワフル」を謳っており、SONY製の超高感度センサー「IMX224」と、独自のエンハンストビジョン機能で夜空を処理することで、光害の多い都心部でも天体観測ができる優れものだといいます。電動経緯台を備えており、専用のコントロールアプリで観測したい天体を選択するだけで、自動的に観測点までセットされるので、天体観測の初心者でも簡単に夜空を楽しむことができますね。

新型の「eVscope eQuinox」は従来モデルと比較して、基本的なハードウェアの変更は見られませんが、バッテリーの大容量化、メモリーの増加が施されており、より多くの科学データを収集することが可能になりました。また、スマートフォンやタブレットを最大10台まで同時接続することができ、グループで天体観測ができる機能も追加されています。

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価格は据え置きの37万9800円(送料込みで38万6600円)ですが、コストカットとして接眼レンズが省略されています。

予約注文はUnistellar社の公式ページ(https://unistellaroptics.com/equinox-jp/)で受け付けており、お届けは6月中となっています。

■eVscope eQuinox スペック

■特徴

・統合型インテリジェント画像処理と光害低減
・1分以内でセットアップが完了する自動フィールド検出
・科学ミッションのための観測ストレージ容量35時間分を備える搭載コンピュータ
・電動経緯台
・伸縮式の脚と一体型水準器を備えた頑丈な三脚
・最大12時間持続する内蔵バッテリー
・5000以上の天体を含むカタログとその最新情報を確認できるアプリ – iOSおよびAndroid対応(最低要件:iOS12またはAndroid6以上、タッチスクリーン、GPS、Wi-Fi搭載)
・最大10台のデバイスを同時に接続し、グループでの観測を体験できます。
・Unistellarネットワークのメンバーシップ
(※従来モデルにあった接眼レンズは付属しません)

■ハードウェア

光学倍率:50倍
デジタル倍率:最大400倍(最大150倍を推奨)
限界等級:中等条件の夜空・1分で16等級、好条件・数分で18等級
分離角:2秒角
反射鏡直径:4.5in(11.43cm)
焦点距離:450mm
フィードバック付き自動天体トラッキングにより、非常に高い追跡精度を備えた電動経緯台
重量:19.8lbs(9kg)(三脚を含む)

■電子機器

センサー技術:NIR技術搭載Sony Exmor
センサーモデル:IMX224

■ストレージ

ストレージ容量:64GB

 

 

source: Unistellar

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