今年もまた「4月こと座流星群」の時期がやってきました。
「4月こと座流星群」は、毎年4月末頃に極大(ピーク)をむかえる流星群です。流れる流星の数はそれほど多くなく、1時間に5個程度です。
2022年の「4月こと座流星群」は、23日(土) 4時頃が極大時刻なので、見頃な時間帯は22日(金)23時〜23日(土)夜明けにかけてとなります。
流星電波観測国際プロジェクトによると、電波観測の条件は良好なものの、眼視観測の条件は、月明かりによる影響や極大時刻が夜明け頃であるなど、良い条件ではないようです。
また、当日の天気は「九州から東北にかけて晴れる地域が多い」(気象庁発表)とのことで、広い地域で運が良ければ観測できそうですね。
4月こと座流星群の天母体は?
「4月こと座流星群」は太陽を約415年周期で公転する、長周期彗星の「サッチャー彗星(C/1861 G1)」が母天体となっています。なお、サッチャー彗星が次に戻ってくるのは2283年頃と予測されていますが、彗星の公転と突発的な流れ星の数は関係がないようです。
次の天体イベントは?
4月22日の「4月こと座流星群」を過ぎると、5月6日頃には「みずがめ座η(エータ)流星群」が極大に、7月中旬から8月中旬頃には「みずがめ座δ(デルタ)南流星群」が見られます。
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Source
- Image Credit: Shutterstock, イラストAC
- 国立天文台 - 主な流星群
- Wikipedia - C/1861 G1
- 流星電波観測国際プロジェクト - 4月こと座流星群の基本情報・観測条件
sorae編集部