ドローン大手のDJI社は赤外線カメラ「Zenmuse XT2」と「Payload SDK」を発表しました。これらは、インフラ点検および検査、精密農業、消防活動や捜索救援活動などの専門的な業務への活用が期待されています。
Zenmuse XT2はFLIR Systems社と共同開発された赤外線カメラで、並列配置したビジュアルセンサーと赤外線センサーを利用し視覚的に温度を捉えることができます。また、熱源などの追跡機能や温度上昇の通知機能も搭載。
対応ドローンは「MATRICE 200シリーズ」 と「MATRICE 600 PRO」で、9mm/13mm/19mm/25mmのレンズが利用可能。4月下旬からの販売開始を予定しています。
そしてPayload SDKでは、センサーやデバイス製造業のパートナーがDJIのドローンにカメラ、センサー、 空対地通信ツールなどのさまざまなツールを搭載し、オリジナルのドローンをカスタムすることができます。またジンバルポートアダプター「DJI Skyport」を利用し、Zenmuseシリーズと同様な操作性を実現します。
Image Credit: DJI
■DJI、赤外線カメラ「ZENMUSE XT2」と「PAYLOAD SDK」を発表
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000105.000015765.html
(文/塚本直樹)
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