先日発表されたDJIの折りたたみドローン「Mavic Air」は、2.4GHz/5.8GHzのデュアル周波数と最大4kmまでの720pライブビューに対応(障害物、電波干渉がなく、FCCに準拠している場合)しています。一方、CE/MIC準拠の場合の最大伝送距離は2kmとなり、日本では2.4GHzのみ使用可能で最大送信距離は2kmまでとなります。
今回の動画は、発売されたばかりのMavic Airをテキサスで飛行させたものです。機体を高度100mの高さにて、どこまでライブビューが利用できるのかをテストしています。また、通信には5.8GHz帯のWi-Fiを利用しています。
ライブビューの映像は2kmに達する前までは極めて鮮明で、全く問題ありません。そして2kmに達すると同時に操縦信号が失われ、映像も途絶。RTH(リターン・トゥー・ホーム)機能が動作し、ドローンは自動操縦で発信位置にまで帰還しています。
今回の動画について、コメントでは2.4GHz帯のWi-Fiを選ぶか、あるいはドローンをより高度に、あるいは操縦者がより高い場所で操縦すれば、操縦距離が伸びたのでは?という声も寄せられています。いずれにせよ日本では2kmまでの遠距離操縦が可能ですので、今回の動画も参考になりそうです。
Image Credit: DroneDJ
■DJI Mavic Air flies 1.25 miles in Texas on 5.8GHz Wi-Fi band
[https://dronedj.com/2018/01/29/dji-mavic-air-flies-1-25-miles/] (文/塚本直樹)