ドローン大手のDJI社は、飛行中のドローンの識別および管理に利用できる技術「AeroScope」を発表しました。
AeroScopeでは、ドローンと送信機の通信リンクから位置や高度、飛行速度、方向、登録番号やシリアル番号などの識別情報を送信します。そして警察や治安当局、航空当局、およびその他の認定団体がAeroScopeレシーバーを利用し、受信することができるのです。
AeroScopeはDJI製の全てのドローンで利用でき、またDJI以外のドローンもAeroScopeに対応することができます。対応には特別な装置の追加の必要はなく、また信号はインターネットベースではなく直接レシーバーが受信するので、プライバシー上の問題も回避できそうです。
現在安全運行のためにドローンの管制システムが各社によって開発されていますが、その基本情報となる識別情報や位置情報を共有できるAeroScopeは、今後の大きな需要が見込まれるといってよさそうです。なおDJIによれば、今年の4月から2箇所の国際空港にAeroScopeが導入され、検証されているとのこと。またベルギーでは技術のデモンストレーションも披露されています。
Image Credit: DJI
■DJI、飛行中のドローンを識別および管理する新技術を発表
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000086.000015765.html
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