ウェザーニュースは、筑波大学と共同でドローンを利用した都市気象観測の共同研究を開始したと発表しました。研究では2020年夏の実用化を目指しているそうです。
この研究では都市部の局地現象を高精度で捉え、都市気象予測モデルを実用化することを目的としています。すでにつくば市内などで気象観測ドローンや観測気球、地上観測機器を利用したデータ取得も開始しているとのこと。そして将来的には、数十メートル単位での都市部の気象予測を目指しているそうです。
都市部ではヒートアイランド現象やビル風、都市型ゲリラ豪雨など、特殊な現象が発生します。そしてドローンのような精密な動作が可能な機器なら、風速や風向き、気温、湿度、気圧などの空間的な気象データを詳細に取得できるのです。
今後もウェザーニュースは観測データの取得検証を繰り返し、都市部での新たな気象予測モデルを構築するそうです。
Image Credit: ウェザーニュース
■2020年に向けて筑波大学と都市気象の共同研究を開始
https://jp.weathernews.com/news/18301/
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