フェイスブックは上空からインターネットサービスの提供を目標とするソーラードローン「Aquila」の2度目の飛行試験に成功したことを発表しました。今回の飛行試験では、前回問題となった機体の損傷などは特に発生していません。
飛行試験が行われたのは2017年5月で、飛行時間は1時間46分。前回の損傷を教訓にして、機体にさまざまな修正もくわえられたようです。そして今回のバージョンでは機体に多数のセンサーを搭載し、自動運転プログラムも更新しています。
Aquilaはボーイング737機よりも大きな主翼を持ち、その上にはソーラパネルが敷き詰められ発電しながら飛行します。1回の滞空期間は最大90日で、パイロットなしの自動飛行を実現。高度6万フィート〜9万フィート(約1万8000m〜2万7000m)を時速約130kmでゆっくりと飛行し、遠隔地などに地上約100kmの範囲でインターネットを提供することを目標としています。
そして、遠隔地などに地上約100kmの範囲に渡ってインターネットを提供することを目標としています。グーグル親会社のアルファベットはソーラードローンによるインターネット提供計画を断念したとも報じられていますが、フェイスブックの計画はなんとか結果を出してほしいものです。
Image Credit: Facebook
■Facebook’s Aquila drone completed a second flight without breaking anything
https://www.theverge.com/2017/6/29/15894884/aquila-drone-facebook-second-flight-success
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