ドローンの多くは搭載したバッテリーで飛行しますが、中には機体に搭載したソーラーパネルで発電するもの、あるいは水素燃料で飛行するものもあります。そんな中MITの学生が開発したのは、ガソリンを燃料として飛行するドローンです。
プロトタイプが作成されたこのドローンは5馬力のガソリンエンジンを搭載し、翼幅は7.3m、重量は68kg。9kgの荷物を搭載し、最大で5日間の飛行が可能になるようにデザインされています。プロジェクトを率いたR. John Hansman氏はこのドローンについて、「ドローンは自然災害だけでなく、環境モニタリングにも利用できるでしょう」と語っています。
ドローンは発進用/着陸用の装置を装着したクルマと一緒に運用します。このクルマはドローンの通信基地としても利用。また、ドローンの発進時には離陸に十分な速度まで加速する、カタパルトのような役目も担っています。
現在このドローンは飛行試験には成功しましたが、数日間の飛行を実現するにはまだ解決しなくてはいけない問題があります。ただ、このような燃料を利用するドローンはソーラードローンのように天候や昼夜を気にする必要が無いため、より幅広い分野で利用できるはずです。今後の研究の進展が期待されますね。
Image Credit: Padron/MIT
■MIT's gasoline-powered UAV targets five-day flight endurance
http://newatlas.com/gasoline-powered-uav-single-flight-five-days/49944/
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