以前にはNASAの探査用ドローンコンセプトが公開されましたが、今度はESA(欧州宇宙機関)です。同宇宙機関は現在シチリアの洞窟で、本体がフレームに囲まれたドローンによるトレーニングテストを行っています。
宇宙飛行士のトレーニングやその装備品のテストとして行われている、ESAによるプログラム「CAVES」。このような洞窟でのトレーニングは、地球と全く異なる環境の再現に最適です。さらにこのようなドローンは将来、火星探査の際にマッピング(地図作成)などに利用される可能性があります。
利用されたのは、Flyabilityのドローン「Elios」。もともと調査用として開発された本ドローンは、今回のようなトレーニングにもぴったりです。このようなフレーム付きのドローンは飛行効率は下がりますが、一歩先の分からない状況では特に力を発揮することでしょう。
Image Credit: ESA/Natalino Russo
■Drones in space? ESA tests crash-proof drone in Sicilian caves
http://newatlas.com/esa-mars-crash-proof-drone-elios/49674/
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