ドローンといえば身軽な機動性がウリですが、どうしてもその飛行範囲が限られるのが難点……。そんな問題を解決すべく、KDDIとプロドローン、ゼンリンの3社はモバイル通信ネットワークによる飛行システム「スマートドローン構想」を発表しました。
スマートドローン構想では、ドローンがKDDIの構築したモバイル通信ネットワークに接続し、3次元の空間情報を元に自律飛行を行います。またこれは衝突回避など飛行ルート管理も考慮した、安心で安全なプラットフォームなんです。
そしてプロドローンといえば、アーム付きドローン「PD6B-AW-ARM」などでもおなじみ。今回のスマートドローン構想はドローン機種を特定したものではありませんが、プロドローンの高いドローン開発技術とKDDIの4GLTEが組み合わさり、産業用途として幅広い展開が期待できます。
そして地図データサービスでおなじみのゼンリンは3次元の空間情報を提供し、ドローンの安全な飛行経路を確保してくれるのです。
このスマートドローン構想では、設備検査や農業支援、災害救助、そして撮影サービスなどへの展開が期待されいます。さらに2017年度からは「スマートドローンプラットフォーム」商用化にむけて実証実験を行うとしており、ドローンが通信範囲や操作範囲の制限を超えて飛び立つ日もそう遠くないようですね!
Image Credit: KDDI
■KDDI・プロドローン・ゼンリン、モバイル通信ネットワークを活用したドローン事業で業務提携
http://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2016/12/19/2217.html