将来、テーザー銃搭載ドローンがアメリカの街をパトロールするかも?

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ドローンを警察の日常業務に使おうというアイディアはこれまでもありましたが、今回は若干過激なものです。ウォール・ストリート・ジャーナルの報道によると、なんとアメリカでは警察とテーザー銃メーカーの間で「テーザー銃を搭載したドローン」の計画について、話し合いが持たれたというのです。
 
この計画はまだ実施段階には至っていませんが、テーザー銃メーカーのTaser Internationalは「複数の将来的なコンセプトについて話し合った」と表明。またこのようなドローンは「テロ犯人を無力化させる」などの効果が期待されています。確かに犯人を殺してしまうよりも、無力化して捉えたほうが将来的なテロの予防には役立ちそうです。
 
今年の7月には、ダラスにて遠隔操作のロボットが銃撃犯を爆殺した事件がありました。そのようなシチュエーションでも、テーザー銃搭載ドローンならもっと事件をスマートに解決できた可能性があります。またドローンに武器を装備させることは市民の不安を煽るという声もありますが、警察は「警察官やコミュニティ、そして容疑者の安全を守る」ために、ドローンは有効だと強調しているのです。
 
すでにこのような武装を搭載したドローンは開発が進んでおり、民間企業によるテーザー銃搭載ドローンやインドでのペッパースプレー搭載ドローンなどが存在しています。兵器を搭載したドローンが飛び回るなんてターミネーターの世界だけだと思っていたのですが、今まさにそれが実現しよとしている技術の進歩の凄さを感じずにはいられません。
 
Image Credit: Digital Trends
■The police may one-day patrol the streets with taser-equipped drones
http://www.digitaltrends.com/cool-tech/police-taser-quadcopter/

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