崩れた石垣、瓦…熊本城の地震被害をドローンが撮影

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今年の4月14日に発生した「平成28年熊本地震」。以前には崩壊した阿蘇大橋などインフラ面での被害が国土地理院によって撮影されましたが、今回は共同通信社やテレビ朝日によって震災の被害にあった「熊本城」ドローンによって空撮されました。
 
熊本城は15世紀後半に築城されましたが西南戦争で焼け落ち、1960年に現在の姿に再建されました。また、櫓や城門、塀などは重要文化財に指定されています。しかし、現在は石垣や櫓、天守閣に被害が出ているため閉鎖されています。
 

 
 

 
動画を見ると、多くの構造物で瓦に被害が出ており、また天守閣や「北十八間櫓」「東十八間櫓」などの石垣が崩れていることがわかります。
 
熊本市はすでに熊本城の復旧に向け動いていますが、石垣などの復旧にかなりの手間がかかるものと思われ、その修復には10年以上、天守閣まで全て修復すると200億円以上のコストがかかるものと試算されています。
 
そこで、現在熊本市は熊本城の修復再建にむけた募金を開始しています。募金は銀行振込による送金が可能となっており、こちらのページから募金先の情報が参照できます。日本三名城にも数えられる熊本城が、少しでも早く元の美しい姿を取り戻せることを願っています。
 
Image Credit: 共同通信、ANN
■文化財に深い爪痕 地震被害の熊本城-ドローン撮影
[https://www.youtube.com/watch?v=v-wnYDxtEcQ] ■深刻被害「熊本城」 ドローン撮影で実態浮き彫りに(16/05/02)
[https://www.youtube.com/watch?v=YJbpgAHATCk] ■熊本城 復興の旗印に 再建に10年超か [熊本県] http://www.nishinippon.co.jp/nnp/kumamoto/article/241321

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